Shopifyストアで、あと払い決済サービス「Paidy」を利用している方も多いのではないでしょうか。Paidyは顧客にとって便利な決済方法ですが、予約販売など特定のケースでは、一時的に非表示にしたいと考えることもあるでしょう。
この記事では、Shopifyアプリ「RuffRuff 注文制限」を利用して、カート内に予約商品が含まれる場合にPaidyを非表示にする具体的な手順を解説します。
Paidy(あと払いペイディ)とは
Paidyは、AmazonやQoo10などにも導入されているあと払いサービスです。
お客様はPaidyを利用して商品を注文する際に、Paidyから届く認証コードを入力することで商品の購入ができます。翌月の1日〜3日の間に、お客様宛(メールとSMSで)にご請求金額のお知らせが届き、翌月10日までに各種支払い方法(コンビニ払い、銀行振込、口座振替)を利用して代金を支払う流れになります。
あと払い決済の導入メリット
- クレジットカードを保有できない若年層の獲得(ストア側)
- クレジットカードの使用を好まない層の獲得(ストア側)
- カゴ落ち防止に繋がる(ストア側)
- 個人情報流出の心配がない(購入者側)
- 商品を確認してから支払える(購入者側)
- 好きなタイミングで支払いができる(購入者側)
下記のブログ記事では、導入メリットの詳細に加え、デメリットや導入方法なども解説しています。Paidyやあと払い決済をより詳しく知りたい方はご参考にしてください。
予約商品の場合はPaidyを非表示にする方法
本章では、RuffRuff 注文制限を利用して、「カート内に予約商品を含む場合はPaidyを非表示」にする方法を紹介します。
本記事での予約商品は、RuffRuff 予約販売で予約販売を実施している商品を指します。
デモ商品もありますので、動作確認のご参考にしてください。
手順1: アプリのインストール
まず、Shopify App Storeから上記で紹介したRuffRuff 注文制限をインストールします。
Shopify App Storeで「ruffruff」と検索することで、「RuffRuff 注文制限」を発見することができます。「RuffRuff 注文制限」のアプリページにアクセスしたら、「インストール」をクリックします。
手順2: プランの選択
アプリはライトプランへの契約が必要です。利用頻度に応じて月額払いと年払い(2ヶ月分お得)から選択してください。
(1)アプリの「料金プラン」を選択
(2)契約したいプランの「プランを変更する」をクリック
(3)プランの内容を確認し、「承認」をクリック
手順3: 決済ルールの作成
プランをアップグレードしたら、決済ルールを設定します。決済ルールを利用して、「特定の商品に対して、Paidyを非表示にする」設定を行います。

(1) チェックアウトページにアクセス
(2)チェックアウトページでの「Paidy」の表示名称をコピー
ℹ️ RuffRuff 注文制限の決済方法を非表示にするロジックは「テキスト一致」のため、チェックアウトページに記載されている決済方法の名称を決済ルールに登録する必要があります。今回の場合は、「あと払い(ペイディ)」のテキストをコピーします
(3)アプリの「決済ルール」を選択
(4)「ルールを作成」をクリック

(5) タイトルに任意のルール名を入力
(6) 決済方法セクションに、(2)でコピーした「あと払い(ペイディ)」を追記
(7) 商品セクションにて、「予約商品」を選択
ℹ️ ここでの予約商品は、RuffRuff 予約販売で予約販売している商品のみ対象となります。
(8) 「保存」をクリック
手順4: 埋め込みアプリの有効化
Shopifyテーマに埋め込みアプリを有効化します。これにより、数量ピッカーの制御や商品メッセージの表示などが可能になります。
(1) Shopify管理画面からオンラインストア > テーマの順に移動
(2) アプリを導入したいテーマの「カスタマイズ」をクリック
(3) 画面左の「埋め込みアプリ」を選択
(4) 「RuffRuff 注文制限」という名称の埋め込みアプリを有効化
(5) 「保存」をクリック
手順5: 動作確認

(1) 通常商品をカートに追加
(2) チェックアウトページへ遷移
(3) Paidyが表示されていることを確認

(4) 予約商品をカートに追加
(5) チェックアウトページへ遷移
(6) Paidyが非表示になっていることを確認
最後に
本記事では、Shopifyアプリ「RuffRuff 注文制限」を活用し、予約商品を含む場合にPaidy決済を非表示にする方法を解説しました。紹介した手順と動作確認を行うことで、より柔軟な決済オプションの制御が可能になります。この設定により、ストア運営の効率化と顧客体験の向上が期待できるでしょう。