【2025】Shopifyで簡単に個数制限を設定する方法を徹底解説!

【2025】Shopifyで簡単に個数制限を設定する方法を徹底解説!

Shopifyストアで商品購入時の個数制限を設定することは、在庫管理や公平な販売、転売防止において非常に重要なポイントです。

本記事では、個数制限アプリ「RuffRuff 注文制限」を活用し、具体的な設定方法や活用例を詳しく解説します。初心者でも簡単に導入できる手順をステップごとに紹介しているため、これから個数制限を導入したいと考えている方にとって、実践的なガイドとなる内容です。

個数制限とは

個数制限とは、商品やサービスの購入において、1回の注文や特定条件下で購入できる数量を制限する仕組みです。この制限は、購入者間の公平性を保つことや、在庫管理を効率化するために活用されます。また、不正転売の防止や、特定の条件下での販売促進にも役立ちます。

個数制限におすすめのShopifyアプリ

RuffRuff 注文制限

RuffRuff 注文制限は、商品の個数や金額、顧客タグに基づいて購入制限を簡単に設定できる強力なShopifyアプリです。アプリ1つで、個数制限や金額制限、同梱制限、顧客制限、決済制限を実現します。ショップ運営の効率化と顧客満足度の向上をサポートします。

RuffRuff 注文制限のサービス紹介ページ

RuffRuff 注文制限のデモページ

RuffRuff 注文制限で個数制限を実施する方法

今回はアプリのインストールから「1注文あたり1回までの個数制限」を実施するまでの手順を紹介しています。

下記のページでは、本章と同じ設定をしたデモ商品になります。ご参考にしてください。

ステップ1. アプリをインストール

Shopify App Storeから上記で紹介したRuffRuff 注文制限をインストール

(1) Shopify App Storeから上記で紹介したRuffRuff 注文制限をインストールします。

Shopify App Storeで「ruffruff」と検索することで、「RuffRuff 注文制限」を発見することができます。「RuffRuff 注文制限」のアプリページにアクセスしたら、「インストール」をクリックします。

ステップ2. ライトプランに契約する

アプリを利用するにはライトプランが必要になることがあります。

アプリの「料金プラン」を選択

(1)アプリの「料金プラン」を選択

(2)契約したいプランの「プランを変更する」をクリック

プランの内容を確認し、「承認」をクリック

(3)プランの内容を確認し、「承認」をクリック

ステップ3. 埋め込みアプリを有効化する

ライトプランへアップグレードしたら、ご利用中のShopifyテーマにて埋め込みアプリを有効化します。これにより、数量ピッカーの制御や商品メッセージの表示などが可能になります。

Shopify管理画面から「オンラインストア」へ移動 (2)「テーマ」を選択し、「カスタマイズ」をクリック

(1)Shopify管理画面から「オンラインストア」へ移動

(2)「テーマ」を選択し、「カスタマイズ」をクリック

「RuffRuff 注文制限」という名称の埋込アプリを有効化

(3)画面左の「埋め込みアプリ」を選択

(4)「RuffRuff 注文制限」という名称の埋込アプリを有効化

(5)「保存」をクリック

ステップ4. 個数ルールを作成する

埋め込みアプリを有効化したら、個数ルールを設定します。個数ルールでは、「どの商品に対して、どのような個数制限を実施するか」を定義します。

アプリの「個数ルール」を選択

(1)アプリの「個数ルール」を選択

(2)「ルールを作成」をクリック

制限内容の 最大個数に1を入力

(3)「ルール名」に任意の名称を入力

(4)制限内容の最大個数に1を入力

(5)対象商品で個数制限を実施したい商品(または、コレクション)を選択

(6)商品メッセージやアラートメッセージに任意の内容を追記

(7)「保存」をクリック

ステップ5. 個数制限が実施できているか確認する

ステップ4の個数ルールで設定した商品にアクセスし、個数制限が機能しているか確認してください。

対象商品へアクセスする

商品へアクセスして、個数ルールで設定している商品メッセージが表示されているか確認してください。

対象商品へアクセスする

カートに対象商品を2個以上追加してみる

今回は、1個までしか購入できないように個数制限を実施していますので、カートに2個以上を追加するのを試みて、アラートメッセージが表示されるか確認してください。

カートに対象商品を2個以上追加してみる

RuffRuff 注文制限で様々な個数制限を設定する方法

前章の設定方法では、「1注文あたり1個まで」の個数ルールの設定方法を紹介していましたが、他にも様々な個数制限の設定方法(主に個数ルールの設定値)を紹介します。

3個以上からしか購入できない個数制限

個数ルールにて制限内容の最小個数に3を入力

設定方法は、個数ルールにて制限内容の最小個数に3を入力します。

下記のページは実際に「3個以上からしか購入できない個数制限」を実施したデモ商品になります。ご参考にしてください。

2個から5個の間でしか購入できない個数制限

個数ルールにて制限内容の最小個数に2を入力し、最大個数に5を入力

設定方法は、個数ルールにて制限内容の最小個数に2を入力し、最大個数に5を入力します。

下記のページは実際に「2個から5個の間でしか購入できない個数制限」を実施したデモ商品になります。ご参考にしてください。

3個ずつしか購入できない個数制限

個数ルールにて制限内容の「インクリメントを設定する」にチェックをつけ、下部の入力フォームに3を入力

設定方法は、個数ルールにて制限内容の「インクリメントを設定する」にチェックをつけ、下部の入力フォームに3を入力します。

下記のページは実際に「3個ずつしか購入できない個数制限」を実施したデモ商品になります。ご参考にしてください。

商品全体で5個までの個数制限

例えば、アパレル商品Aにカラーバリエーションとして黒、白、青がある場合に、黒と白と青の合計値が最大5個までに制限する方法です。

個数ルールにて制限内容の最小個数に1を入力し、最大個数に5を入力します。そして、適用範囲にて「商品」を選択

設定方法は、個数ルールにて制限内容の最小個数に1を入力し、最大個数に5を入力します。そして、適用範囲にて「商品」を選択します。

下記のページは実際に「商品全体で5個までの個数制限」を実施したデモ商品になります。ご参考にしてください。

https://tsun.ec/products/demo-quantity-limit-of-5-pieces-for-the-entire-product

同じコレクションの商品は合計で5個までの個数制限

最小個数に1を入力 最大個数に5を入力 適用範囲にて「カート」を選択 対象商品に個数制限をかけたいコレクションを設定

設定方法は、個数ルールにて下記の通りに設定します。

  • 最小個数に1を入力
  • 最大個数に5を入力
  • 適用範囲にて「カート」を選択
  • 対象商品に個数制限をかけたいコレクションを設定

下記のページは実際に「同じコレクションの商品は合計で5個までの個数制限」を実施したデモ商品になります。ご参考にしてください。

個数制限が機能しない場合の対処法

1. 有料プランへアップグレードしていない

アプリを利用するにはライトプランに契約する必要があります。

開発ストアにおいてもライトプランへアップグレードが必要になります。

2. 商品を「プレビューモード」もしくは「テーマエディタ」で確認している

商品プレビューは、プレビューボタンを押した時点の状態しか反映されません。たとえば、プレビューボタンを押した後に、アプリで設定変更を行い、ブラウザを更新してもプレビューページには反映されませんのでご注意ください。この問題の場合は、プレビューページを開き直すか、本番環境でご確認ください。

3. 埋め込みアプリを有効にしていない

上記の場合は、Shopifyテーマのテーマエディタにアクセスしていただき、埋め込みアプリを有効にし、再度ご確認をお願いします。

4. ルールが有効になっていない

上記の場合は、ルール画面より該当ルールのステータスをご確認ください。ステータスが「無効」の場合は「有効」に変更し、再度ご確認をお願いします。

5. ルールに紐づけたコレクションが公開されていない

コレクション配下の商品に個数制限を実施したい場合は、コレクション自体が公開されている必要があります。

該当のコレクションを公開にし、再度ご確認をお願いします。

6. キャッシュ機能により反映に時間がかかっている

Shopify自体にあるキャッシュ機能の影響で、反映に時間がかかる場合があります。本件の場合は時間をおいて、再度ご確認ください。

7. checkout.liquidをカスタマイズしている

checkout.liquidをカスタマイズされている場合は、当アプリが利用しているShopify Functionsに非対応のためご利用いただけません。

参考:https://help.shopify.com/ja/manual/checkout-settings/checkout-extensibility/checkout-upgrade

個数制限できる日本のShopifyアプリを比較

1. 個数制限アプリの料金プラン比較

Shopifyの個数制限アプリを選ぶ際、利用料金は重要な要素です。本節では、アプリの料金体系を比較します。

料金モデルの種類

日本の個数制限アプリには、以下の2つの料金モデルがあります:

  1. 月額課金モデル:毎月一定の料金が発生します。
  2. 従量課金モデル:月額料金に加え、利用状況に応じた追加コストが発生します。

コストを抑えたい場合の選択肢

比較的安価に利用できるアプリとして、「RuffRuff 販売期間」や「シンプル購入制限」が挙げられます。ビジネス規模や必要な機能に応じて、最適なプランを選びましょう。

アプリ名 RuffRuff 注文制限 RuffRuff 予約販売 シンプル購入制限
月額料金 9ドル ・9ドル +予約販売手数料 3%
・52ドル +予約販売手数料 1%
・199ドル +予約販売手数料 なし
6.99ドル

2. 個数制限アプリの導入方法比較

導入のしやすさも、アプリ選びの重要なポイントです。本節では、導入方法について比較します。

コーディング不要で簡単導入

本記事で紹介している日本の個数制限アプリは、すべてコーディング不要で導入可能です。初心者でも直感的に設定を行えるため、手間をかけずに利用を開始できます。

導入手順の概要

例えば、「RuffRuff 注文制限」では、Shopify App Storeからアプリをインストールし、プランを選択後、Shopifyテーマに埋め込みアプリを有効化するだけで利用を開始できます。

アプリ名 RuffRuff 注文制限 RuffRuff 予約販売 シンプル購入制限
設定方法 埋め込みアプリ 埋め込みアプリ アプリ内の設定のみ
コーディング 不要 不要 不要

3. 設定可能な個数制限の条件の比較

個数制限アプリを選ぶ際、設定できる条件の柔軟性も重要です。本節では、各アプリで設定可能な条件を比較します。

最小・最大個数の設定

「RuffRuff 注文制限」や「シンプル購入制限」では、最小個数(例:3個から販売)や最大個数(例:5個まで販売)の設定が可能です。一方、「RuffRuff 予約販売」では最大個数の設定のみ対応しています。

倍数制限の設定

「RuffRuff 注文制限」では、倍数(例:2個ずつ販売)の設定も可能で、他のアプリにはない特徴的な機能です。

適用範囲

実施したい個数制限がバリエーション単位なのか、商品単位なのか、カート単位なのかを理解して、それぞれのアプリで実現できることを把握することも重要です。

適用範囲とは、たとえば、アパレル商品A(サイズのバリエーションS、M)、アパレル商品B(サイズのバリエーションL、LL)が存在し、各商品に最大5個までの個数制限を実施した場合、下記の挙動となります。

バリエーション単位では、アパレル商品AのSとM、アパレル商品BのLとLLでそれぞれで最大5個までとなります。

商品単位では、アパレル商品AのSとMの合計数が最大5個まで、アパレル商品BのLとLLの合計数が最大5個までとなります。

カート単位とは、アパレル商品AのSとM、アパレル商品BのLとLLの合計数が最大5個までとなります。

アプリ名 RuffRuff 注文制限 RuffRuff 予約販売 シンプル購入制限
最小個数の設定
最大個数の設定
倍数(2個ずつや5個ずつなど)
適用範囲-バリエーション単位
適用範囲-商品単位
適用範囲-カート単位

4. 必須機能の対応状況

個数制限アプリを選ぶ際、以下の必須機能の対応状況を確認することが重要です。

Cart and Checkout Validation API対応

このAPIに対応していないアプリでは、意図しない注文が発生する可能性があります。「RuffRuff 注文制限」は日本で初めてこのAPIを採用しており、堅牢な制限を実現します。

バリエーション単位での制限設定

サイズやカラーごとに異なる制限を設定できるかどうかも重要です(例:サイズSには制限を適用、MとLには適用しない)。

商品ページでの制限表示

商品ページ上で制限内容を顧客に明示できるかどうかも確認しましょう。「RuffRuff 注文制限」では、商品メッセージ機能を活用して制限内容を表示可能です。

アプリ名 RuffRuff 注文制限 RuffRuff 予約販売 シンプル購入制限
Cart and Checkout Validation API対応の有無
バリエーション単位の設定
商品の一括適用
数量ピッカーの制御
商品メッセージの設定
アラートメッセージの設定
翻訳

5. 個数制限以外の追加機能

一部のアプリでは、個数制限以外にも便利な機能を提供しています。

「RuffRuff 注文制限」では、個数制限に加え、以下の制限も設定可能です。

  • 金額制限
  • 同梱制限
  • 顧客制限
  • 決済制限
アプリ名 RuffRuff 注文制限 RuffRuff 予約販売 シンプル購入制限
同梱制限
金額制限
決済制限
顧客制限
 会員の有無で制限
 顧客タグでの制限
 顧客メタフィールドでの制限
期間制限

6. デザインやメッセージのカスタマイズ

商品ページ上のメッセージやデザインのカスタマイズが可能なアプリもあります。例えば、表示位置やデザインを柔軟に調整できるかどうかを確認しましょう。

アプリ名 RuffRuff 注文制限 RuffRuff 予約販売 シンプル購入制限
商品メッセージのカスタマイズ
アラートメッセージのカスタマイズ
商品メッセージの表示位置
アラートメッセージの表示方法
デザインのカスタマイズ
翻訳機能

7. 実現できる販売方法で比較

最後に、個数制限を実施できるアプリごとに実現できる販売方法で比較します。RuffRuff 予約販売に関しては個数制限のある販売以外に、期間限定販売や会員限定セールなど多様な販売方法に対応しています。

アプリ名 RuffRuff 注文制限 RuffRuff 予約販売 シンプル購入制限
1注文あたりの1点までの販売
1人1個までの販売(お一人様1点までの販売)
予約販売
会員限定販売
会員限定セール
VIP会員限定販売
VIP会員限定セール
後払い販売
割引のある販売
ブラックリスト会員からの販売不可

最後に

RuffRuff 注文制限アプリを活用することで、商品の購入数を柔軟に制限し、ショップ運営を効率化することができます。個数制限は、購入者間の公平性を保つだけでなく、不正転売の防止や在庫管理の効率化にも役立ちます。設定後は必ず動作確認を行い、顧客にとって快適な購入体験を提供できるようにしましょう。

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